一時帰国が待ち遠しくなる
中国駐在を初めて約4ヶ月。
自分が日本を恋しくなるなんて思ってもいなかったが、正直めちゃくちゃ恋しい。
ラーメン、寿司、焼肉を爆食いし、スーパー銭湯で湯船に浸かり、サウナ&水風呂で整いたい。
正直中国には日本食レストランも沢山あり、職業柄会食で週に1度は美味しい日本食をたらふく食べるが、どこか違う。
またマンションには共用の綺麗なサウナがあるが、水風呂がなくて整えない。
やはり日本でしか味わえないことはどうしてもあり、30年もそれに慣れ親しんでいると、どうしてもたまには恋しくなるようだ。
我が社の制度では半年に一度帰国チケットを貰えて、ただで日本に帰れる。最近ではこの一時帰国をひたすら待ち焦がれている。
日本脱出を目指すのは変わりないが、やはりそれは困難が伴うのだろう。もしこれが駐在ではなかったら、もちろん自腹で帰るしかないのだから。
日本脱出、言うは易し、行うは難しだなと思う。
2023年12月17日 資産状況
駐在効果で約8ヶ月で資産+600万円。
本当にありがたいことだと思う。
中国では資産運用ができないことだけが残念である。駐在終了直前に株が大暴落し、過去最高の円高になってくれると嬉しい。
2023/12/17
2023/4/1
日本脱出した結果
突然だが、私は目標であった日本の脱出をすることが出来た。
しかしそれは期限付きの「海外駐在」という立場で、だ。
元々私は3月頃だったか、どうしても海外に出て行きたくてシンガポールのMBAを受験したが、奇しくもそのタイミングで中国駐在の話を会社から貰った。
非常に悩んだが、シンガポールのMBAを選んだ場合と、中国駐在を選んだ場合とを天秤にかけ熟慮した結果、駐在を選んだのだった。
様々な理由はあるが、やはり駐在では良い暮らしができること、お金もかなり溜まること、一般的に履歴書的に今後のキャリアに有利になると思われること、が主な理由だ。
一方で駐在では結局日本の会社の中で、日本人の上司の元で働くことになり、また3年後には帰国することとなり、真の海外脱出ではないことも当然理解している。
ただ、MBAを選んだ場合でも卒業後に果たして完全に外資の会社で、海外の会社でキャリアを開始できるかというとかなり厳しい見込みであったから、私は実利を取って中国駐在を選んだ。
そして私はこの夏から、中国の広州という都市に駐在することとなった。
今の所、私はその選択を後悔していない。
日本では絶対に住めないようなルームサービス付きの高級アパートメントに無料で住み、毎日の出勤は専属の運転手がおり、毎月80万円近い手取り額を貰っている。
何の不満があるだろうか?
・・・いや、正確には不満はかなりある。
やはり狭い日本人のコミュニティの中で暮らさなければならず、俺が夢見ていた誰も知らない海外の中でタフに生きるような生活では全くない。
仕事内容も、中国人の同僚との会話ももちろんあるが、多くの仕事は日本本社との調整だ。もちろん事前にわかっていたことだが、それでもやはり苦しいと思う時も多い。
しかし生活面はかなり充実しており、30強という年齢で金銭面で一定の安心感を得られることができる。これは特に今の私の会社が比較的海外駐在者への待遇が手厚いということもあるだろう。詳しくは知らないが、駐在インセンティブもあまり無いような会社も存在すると聞いている。
なので私は今の待遇や履歴書のことを考えながら、つまらない苦しい仕事に耐えるという状況と言えるだろう。
さて、一方で今後のキャリア・人生ということはもっと真剣に考えなければならない。
今でもMBAを得たいとは思っている。やはり、この先強いキャリアを築き、海外で働き続けたい(=日本を脱出したい)という気持ちは変わらない。
ただ、この駐在を終えた後私は30代後半になる。
そうすると一旦会社を辞めるよりも、EMBAなどのように働いたままMBAを取得する方が良いかも知れないし、キャリアもこのまま今の会社でギリギリまでキャリアを積み、MBA取得とマネージャー経験を積んでからの方が転職市場での価値を上げられる気もする。
ただ、今になって最終的な私の目標がぶれているのも事実である。
キャリアを積んで、もし海外に移住できるほどのキャリアを切り開けたら、それで全てだろうか?どこに住みたい?どんな暮らしをしたい?どんな仕事をしたい?
今は少し、中国がだいぶ好きになっていて、中国にどっぷり浸かりたいという気持ちもある。中国語も学び、中国のMBAを取るのも良い。しかしその先は、、どうだ?
そのようなことを思いながら、今私は日々中国広州という海外での生活を満喫している。
MBA受験の結末
結論から言うとお金の問題で専願したNanyang TechのMBAに合格することが出来た。
面接はあっさりと終わり、1週間後に結果が来て、幸い奨学金も出た(額まではConfidentialらしいので言えないが結構な額が出た。そして学年で一人のみ選ばれる全額免除の候補リストにも載せてもらっている)。
去年の年末から準備を始めたので、GMATの勉強は苦しいところもあったが、あっさり終わった。スコアさえ取得できれば、MBAは一瞬で終わるものだという事がわかった。
Rank #30程度の学校であればこのようなものなのかもしれないが、頑張った自分をとりあえず褒めたい。
NTUについて。Adminの方は非常にやさしく、二人ほど話をさせて頂いたアルムナイの方も快く30分程度の会話に付き合っていただき、本当に良い学校だと思った。(一人は前回書いたようにあまり好きではないタイプであったが、もう一人は人間的にも出来た方で非常に好感を持つことが出来た)
しかし、私はNTUに行かないことにした。
今の仕事を続けることにした。紆余曲折あり、まだ不確定な可能性が高いが、この会社に残るメリットを感じたからだ。本格的に確定したら改めてここに書きたい。
もちろん将来的には必ずMBAは取りたい。それがFull-timeなのかPart-time、はたまたOnlineなのかわからないが、必ずMBAは取りたい。
今回は行かないことにしたが、当然行ってからに比べれば米粒程度だけれども、合格するだけでも良い経験になったと思う。
特に良かったことは「自分の経歴がそれなりに評価を受けるものであること」や、「自分はGMATもIELTSもかなり競争力のある点数を取れること(いずれも初回受験で690点、OA 7.5取得)」がわかったことだ。
今まで私は自分のキャリアがしょぼいと思っていたが、ハーバードに行くようなMBBや外資金融なんていう超エリート街道を突き進んでいる人間は抜きにしても、それなりに自分のCVは良い感じに積み上げられているということはすごく自信になった。
また、このMBA受験を通じて感心したことがある。
CVは”Curriculum Vitae”を意味し、日本語に訳すると人生の航路になるらしい。そして欧米ではこのCVをいかに綺麗にするかを徹底的に考えており、日本人のようにいきあたりばったりな転職で積み上げた、一貫性の無いCVは論外だと。
これはいつまでも心掛けていきたい。いつかまた転職するときや、MBAを受ける時、それは私の人生における目的に対して、綺麗な航路を描いているのか?そのような人生を歩んでいきたい。
これからMBAを目指す人へのアドバイスがあるとすれば、質の悪いカウンセラーとは契約しないように。私が契約したカウンセラーは本当にダメだった(名前を知りたい人はコメントしてくれれば教えます)
今回のMBA受験でかかったお金は35万円程度であるが、30万円がアドバイザーとの契約金であった。はっきり言うと、これは無駄なお金以外のなにものでもなかった。残念ながらアドバイザーの質が低すぎた。結局私は10回程度のメールしかしておらず、貰ったアドバイスは笑ってしまうほどしょぼいものだった。(例えば、面接のときはZoomの背景をオリジナルなものにしましょう等)あとはずっとスパムみたいなゴミなメルマガがたまに送られてきて、怒りがこみあげてしまう。
愚痴を言ってしまうときりがないし、そもそも私の判断が原因だけれども、本当にカウンセラー選びは大事にしたほうが良いし、正直に言うとアドバイザーはいらないとさえ思う。
そして何よりも今年はとてつもないものが出てきた。Chat-GPTだ。これさえあれば絶対にカウンセラーはいらない。断言できる。英訳は勿論、Essayの構成など確実に日本人のしょぼいカウンセラーよりも100倍確実に指摘をしてもらえる。
最も声を大にしたいのは「アドバイザーにはAdminとのコネがある」とか本当にクソなので絶対要らない。それぞれのMBAはちゃんとAdminとコミュニケーションの場を作ることが出来るので、アドバイザーを通す意味は本当に無い。
それでも選ぶとすれば、状況をフォローしてくれる(GMATは受けたか、Essayはここまでに出せ)といった役割や、ざっとEssayをチェックしてくれる程度で、1回ごとに費用が発生するようなアドバイザーでいい。
(↑というかそれくらないなら私がするので、誰か格安でやってほしい人がいれば連絡ください。)
とにかく、2023 intake MBA受験はこれにて終了。
Nanyang(NTU) MBA Interview
本日NTUの面接が終了した。
GMATを取得してからはNTUから何度もアプリケーションのフォローアップミーティングの連絡が来ていたので、かなり感触は良かった。また、実際推薦状を二人ともまだ出していない段階であったからそれでいいのか?という感想である。
なのでNTUを目指す人はGMATを690を取れればかなりアドミニの印象は良くなると思う。
面接自体はビジネスアナリティクスの教授と、キャリアセンター担当とアドミニトップの3人が相手であり、シングリッシュでほとんど聞き取れず、そんなに雰囲気も良くなかったが、正直私も舐めていたところがあったので全く緊張せずに話しができた。
質問は自己紹介/Why MBA?/Why NTU?だけで終了。
最後にアドミニから「是非すぐまた会えることを祈っている」とリップサービスを言われたが、今までのアドミニの感触からして多分受かっていると思う。
去年の年末に思い立ってから総額35万円程度で3か月でIELTS 7.5 / GMAT 690、Rank #35くらいのMBA合格(予定)だからまぁまぁ頑張ったかなと思う。
これでIntake 2023の受験は終了する。
そしてNTUに受かったとして、行くかどうかは正直微妙な状況に陥っている。
まず、お金が無い。
もともと日本学生支援機構の奨学金を借りる予定であったが、なんと海外留学の場合は機関保障だけではだめで保証人が必要だそうだ。
私の家は訳アリなのでこの時点でNUSは到底学費が賄えないので諦めることとなった。
そしてNTUについてもしかりで、奨学金が無ければまず賄えない。そして奨学金が出たとしても100万円ぽっちではだめで、300万円くらいは出ないとシンガポールで何もできなくなる。だからNTUもこのままではいけない可能性が高い
次に、出会ったアルムナイがなんというか、ちょっときつい系の人間であった。アドミニから「一人くらいアルムナイと話をしとけ」と言われたのでしぶしぶリンクドインで検索をして話をしてみた。正直レベルがあまり高くない感じの人で、「こんな程度でも入れるビジネススクールか」と志望度もだいぶ下がってしまったのが本音である。
GMAT初受験 690(Q50/V34)
正式な結果は出ていないが、パソコンスクリーンに出たスコアは以下だった。
TTL 690(Q 50 / V 34) IR 7
難しすぎるとかいって喚いていたが、意外に高得点で安心した。
どうせなら700点まで行ってくれたらよかったのだが、この点数ならとりあえずだいたいのMBAで大丈夫だろうからGMAT初受験にして勉強終了する。
これまでの経緯を書くと以下の通り。
・2022年12月末(2か月前頃) MBAに行くことを決意。勉強開始。同時にPrep1を受けたら480点
・2023年1月~2月中旬 オフィシャルガイドを買ってひたすらやる。
・2月下旬 Prep 3&4, 5&6を購入して二週間くらいで一通りこなす
・2月末(今日) 初受験
一切塾にもいかず、オフィシャルガイドしか使わずに一回で受験終了したので、だいぶコスパは良かったと思う。
・OG 1万円くらい
・Prep 4回分 1.5万円くらい
・受験料 4万円くらい
尚、私は塾無しで、現役で京都大学の文系学部に、学部の平均点よりちょい上くらいで合格するくらいの試験力なので、それくらいの人なら1か月ちょいでなんとかなるのではないかと思う。
Mathについては、文系でも大学受験で数学が必要だった人(青チャートをそれなりにやりこんだ人)は確実にオフィシャルガイドだけで大丈夫。マスアカ?とやらの必要性は一切感じなかった。
Verbalは、たまたまなのか全くわからないが、明らかにPrepやらオフィシャルガイドより簡単だった。
690点で良いのであれば、の前提だけれど多分GMATはいかに解ける問題を解いて、解けない問題を見切りをつけるかの試験だと思う。解けない問題に出くわして冷や汗をかいて「やばいやばい」となれば負け確で、「わからん、はい次」と割り切れるかどうかが何よりも大事だと思う。