MBA受験の結末
結論から言うとお金の問題で専願したNanyang TechのMBAに合格することが出来た。
面接はあっさりと終わり、1週間後に結果が来て、幸い奨学金も出た(額まではConfidentialらしいので言えないが結構な額が出た。そして学年で一人のみ選ばれる全額免除の候補リストにも載せてもらっている)。
去年の年末から準備を始めたので、GMATの勉強は苦しいところもあったが、あっさり終わった。スコアさえ取得できれば、MBAは一瞬で終わるものだという事がわかった。
Rank #30程度の学校であればこのようなものなのかもしれないが、頑張った自分をとりあえず褒めたい。
NTUについて。Adminの方は非常にやさしく、二人ほど話をさせて頂いたアルムナイの方も快く30分程度の会話に付き合っていただき、本当に良い学校だと思った。(一人は前回書いたようにあまり好きではないタイプであったが、もう一人は人間的にも出来た方で非常に好感を持つことが出来た)
しかし、私はNTUに行かないことにした。
今の仕事を続けることにした。紆余曲折あり、まだ不確定な可能性が高いが、この会社に残るメリットを感じたからだ。本格的に確定したら改めてここに書きたい。
もちろん将来的には必ずMBAは取りたい。それがFull-timeなのかPart-time、はたまたOnlineなのかわからないが、必ずMBAは取りたい。
今回は行かないことにしたが、当然行ってからに比べれば米粒程度だけれども、合格するだけでも良い経験になったと思う。
特に良かったことは「自分の経歴がそれなりに評価を受けるものであること」や、「自分はGMATもIELTSもかなり競争力のある点数を取れること(いずれも初回受験で690点、OA 7.5取得)」がわかったことだ。
今まで私は自分のキャリアがしょぼいと思っていたが、ハーバードに行くようなMBBや外資金融なんていう超エリート街道を突き進んでいる人間は抜きにしても、それなりに自分のCVは良い感じに積み上げられているということはすごく自信になった。
また、このMBA受験を通じて感心したことがある。
CVは”Curriculum Vitae”を意味し、日本語に訳すると人生の航路になるらしい。そして欧米ではこのCVをいかに綺麗にするかを徹底的に考えており、日本人のようにいきあたりばったりな転職で積み上げた、一貫性の無いCVは論外だと。
これはいつまでも心掛けていきたい。いつかまた転職するときや、MBAを受ける時、それは私の人生における目的に対して、綺麗な航路を描いているのか?そのような人生を歩んでいきたい。
これからMBAを目指す人へのアドバイスがあるとすれば、質の悪いカウンセラーとは契約しないように。私が契約したカウンセラーは本当にダメだった(名前を知りたい人はコメントしてくれれば教えます)
今回のMBA受験でかかったお金は35万円程度であるが、30万円がアドバイザーとの契約金であった。はっきり言うと、これは無駄なお金以外のなにものでもなかった。残念ながらアドバイザーの質が低すぎた。結局私は10回程度のメールしかしておらず、貰ったアドバイスは笑ってしまうほどしょぼいものだった。(例えば、面接のときはZoomの背景をオリジナルなものにしましょう等)あとはずっとスパムみたいなゴミなメルマガがたまに送られてきて、怒りがこみあげてしまう。
愚痴を言ってしまうときりがないし、そもそも私の判断が原因だけれども、本当にカウンセラー選びは大事にしたほうが良いし、正直に言うとアドバイザーはいらないとさえ思う。
そして何よりも今年はとてつもないものが出てきた。Chat-GPTだ。これさえあれば絶対にカウンセラーはいらない。断言できる。英訳は勿論、Essayの構成など確実に日本人のしょぼいカウンセラーよりも100倍確実に指摘をしてもらえる。
最も声を大にしたいのは「アドバイザーにはAdminとのコネがある」とか本当にクソなので絶対要らない。それぞれのMBAはちゃんとAdminとコミュニケーションの場を作ることが出来るので、アドバイザーを通す意味は本当に無い。
それでも選ぶとすれば、状況をフォローしてくれる(GMATは受けたか、Essayはここまでに出せ)といった役割や、ざっとEssayをチェックしてくれる程度で、1回ごとに費用が発生するようなアドバイザーでいい。
(↑というかそれくらないなら私がするので、誰か格安でやってほしい人がいれば連絡ください。)
とにかく、2023 intake MBA受験はこれにて終了。